単価・市場データ23独自データあり

SESのマージン率
相場は何%?

小川将司
小川将司代表取締役

IT業界12年・SES事業6年・200名以上の稼働データを持つ経営者が企業比較の数字を開示

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この記事でわかること

  • 企業規模別マージン率の実態(大手50-65%、中堅60-72%、小規模65-80%、高還元型73-85%)
  • 商流の深さによる単価到達率(1次請け100% → 4次請けで55-70%)
  • 還元率の計算トリック3パターン(額面のみ65% vs 社保込み74.7% vs 福利厚生込み76.1%)
  • 同じ単価70万円でも企業によって手取りが月10万円以上違うシミュレーション
  • 企業選びで確認すべき5つの質問

この記事の対象: SES企業の乗り換え・入社先選びで手取りを最大化したいエンジニア

先に結論を示す。同じスキル・同じ案件でも、SES会社の選択によって月の手取りが10〜15万円変わることは普通に起きる。 年間換算で120〜180万円の差だ。その理由は、マージン率・商流の深さ・企業規模という3つの構造的要因にある。これを理解して会社を選べば、スキルを上げる前に手取りを増やすことができる。

IT業界12年、SES事業を6期経営してきた立場から、業界のお金の流れを包み隠さず開示する。「なぜ同じ仕事をしているのに手取りが違うのか」という疑問に、数字で答えていく。


マージン率とは何か:計算式と実例

SESのお金の流れを整理する。

クライアント(エンドユーザー企業)
  ↓ 月単価を支払う
SES会社
  ↓ マージンを引いた金額を給与・報酬として支払う
エンジニア(あなた)

マージン率の計算式

マージン率 = (クライアント支払い単価 - エンジニアへの還元額) ÷ クライアント支払い単価 × 100

具体例

月単価80万円の案件で、エンジニアへの還元が月56万円(還元率70%)の場合:

  • マージン額:80万円 × 30% = 24万円
  • 年間マージン額:24万円 × 12 = 288万円
  • 同じ案件で還元率50%の会社に所属すると:月40万円(差額16万円/月・192万円/年)

マージン率の業界平均は25〜40%と幅がある。ここで重要なのは、マージンは「SES企業の利益」だけではないという点だ。社会保険料の企業負担分(額面の約15%)、営業コスト(月3〜5万円/人)、管理コスト(月2〜4万円/人)、採用コスト按分(月4〜6万円/人)が含まれており、SES企業の営業利益率は一般的に5〜10%だ(Heyday 2026Q1実績では社会保険企業負担を除いた純マージンは業界水準より低い水準で運営している)。

Heydayでは業界水準より低いマージン率を設定しており、案件ごとの単価とマージン率を事前に開示している。


企業規模別のマージン率実態

SES事業を6年間経営し、同業他社の経営者との情報交換を重ねてきた知見から、企業規模別のマージン率の実態を数字で示す。

大手SES企業(上場企業・社員数1,000名以上)

  • マージン率の目安:35〜50%(還元率50〜65%)
  • 本社オフィス、管理部門、採用広告費、IR費用など固定費が大きい
  • 福利厚生(社宅、資格手当、退職金制度)が充実しているケースが多い
  • 研修制度に年間数千万円を投資している企業もある
  • エンジニア1人あたりの固定費負担が月15〜25万円に達するため、マージン率を下げられない構造

大手のコスト構造例(社員300名規模)

コスト項目エンジニア1人あたり月額
社会保険企業負担5.9〜7.8万円
営業部門人件費按分4〜6万円
管理部門(経理・人事・総務)按分3〜5万円
採用コスト按分4〜6万円
オフィス・研修・その他固定費3〜5万円
固定費合計20〜30万円

固定費が月20〜30万円かかる以上、単価70万円のエンジニアに還元率70%(額面49万円)を出すと、マージン21万円では赤字に近くなる。大手が高マージンになるのは「悪意」ではなく「構造」だ。

中堅SES企業(社員数100〜1,000名)

  • マージン率の目安:28〜40%(還元率60〜72%)
  • 営業力と管理体制のバランスが取れている企業が多い
  • 企業によってばらつきが最も大きいゾーン。同じ規模でも還元率に15ポイント以上の差がある
  • エンド直案件と2次請け案件の比率が還元率の差を生む主因

小規模SES企業(社員数100名未満)

  • マージン率の目安:20〜35%(還元率65〜80%)
  • 固定費が小さい分、エンジニアへの還元に回せる余地がある
  • 社長自身が営業を兼ねているケースも多く、営業人件費を圧縮できる
  • ただし案件数が限られる、営業力に不安があるといったデメリットもある

高還元を明示しているSES企業

  • マージン率の目安:15〜27%(還元率73〜85%)
  • 近年増えている「高還元型SES」。単価を開示し、還元率を売りにしている
  • 営業利益率は1〜3%にまで圧縮される薄利モデル
  • 高還元の代わりに、研修制度や福利厚生は最小限というトレードオフがある場合も
  • Heydayはこのカテゴリに入る。業界水準より低いマージンで運営し、その分をエンジニアに還元している

企業タイプ別比較表(2026年版)

比較軸大手SES中堅SES小規模SES(100名未満)高還元型SES
マージン率35〜50%28〜40%20〜35%15〜27%
還元率(額面ベース)50〜65%60〜72%65〜80%73〜85%
商流1〜3次請けが多い1〜2次請けが多い直接・1次請けが中心エンド直を重視
透明性マージン非公開が多い非公開が多い公開している会社が増えつつある全面公開が前提
福利厚生手厚い(退職金・社宅あり)中程度最低限最低限〜中程度
研修制度充実(年間投資あり)基本的な研修あり限定的限定的

出典:Heyday社内データ+SES経営者コミュニティでの情報交換(2026Q1時点)


商流の深さが単価に与える影響

同じエンジニアが同じエンドユーザー企業で働いていても、間に何社入るかによって手取りが大きく変わる。これが「商流の深さ」の問題だ。

エンド単価100万円のケースで比較する

エンドクライアントの予算が月額100万円の案件を、商流の深さ別にシミュレーションする。各中間企業のマージンは業界平均的な10〜15%と仮定する。

商流所属SES企業の受取額エンド単価に対する到達率還元率75%での額面年収(額面x12)1次請けとの差
1次請け(エンド直)100万円100%75.0万円900万円--
2次請け(1社挟み)88万円88%66.0万円792万円▲108万円
3次請け(2社挟み)79.2万円79.2%59.4万円713万円▲187万円
4次請け(3社挟み)71.3万円71.3%53.5万円642万円▲258万円

出典:Heydayの案件実績および同業他社のマージン率をもとにシミュレーション(2026Q1)

同じエンドクライアントの同じ案件に参画しているのに、商流の深さだけで年収が最大258万円変わる。 これがSES業界の構造的な問題であり、エンジニアが自分の商流を把握すべき最大の理由だ。

各レイヤーのマージン率目安

中間に入る企業のタイプごとに、取るマージンには傾向がある。

レイヤーマージン率の目安月額マージン(単価100万円の場合)
大手SIer(元請け)15〜25%15〜25万円
中堅SES企業(中間)10〜15%8〜13万円
小規模・仲介系(中間)8〜12%5〜9万円
転がし業者(ブローカー)5〜10%3〜7万円

SES事業を経営していると「転がし業者」の存在に遭遇する。自社にエンジニアを抱えず、他社のエンジニアを別のSES企業に紹介するだけでマージンを取る。エンジニアには何のサービスも提供しない企業に毎月数万円が流れている構造だ。

商流の深さを確認する方法

面談・契約前に「この案件は何次請けですか?」と直接聞くことができる。答えられない・はぐらかす会社は商流が深い可能性がある。透明性のある会社は即答できるはずだ。Heydayでは、案件紹介の際に何次請けかを必ず開示している。


還元率の計算トリック:同じ会社でも数字が3通りある

SES事業を経営している立場から断言する。還元率の数字だけでSES企業を比較することは、ほぼ意味がない。 なぜなら、計算方法が企業ごとにまったく異なるからだ。

同じ待遇でも還元率は「65%」にも「76%」にもなる

具体例で示す。月額単価70万円、エンジニアの額面給与45.5万円の場合を考える。

計算方法分子に含めるもの還元率
パターンA:額面のみ基本給+残業代のみ45.5 ÷ 70 = 65.0%
パターンB:社保込み額面+社会保険料企業負担(6.8万円)(45.5 + 6.8) ÷ 70 = 74.7%
パターンC:福利厚生込み額面+社保+交通費・研修費等(1万円)(45.5 + 6.8 + 1.0) ÷ 70 = 76.1%

出典:SES業界の標準的な社会保険料率をもとにHeydayが算出

同じエンジニアの同じ待遇に対して、65%・74.7%・76.1%という3つの数字が出る。「うちは還元率75%です」と言う企業がパターンBで計算しているなら、パターンAに直すと65%だ。一方、「うちは還元率65%です」とパターンAで正直に伝えている企業と実態は同じということになる。

「高還元80%」の裏側を分解する

「還元率80%」を謳う企業の計算方法を分解してみよう。

項目金額
契約単価70万円
エンジニア額面給与45.5万円
社会保険企業負担6.8万円
交通費1.5万円
福利厚生費(研修手当等)2.2万円
分子合計56万円
「還元率」80.0%

額面ベースに直すと、45.5 ÷ 70 = 65% だ。額面ベース65%の会社が「還元率80%」と表示できてしまう。これはウソではない。計算方法が違うだけだ。しかし、エンジニアの手取りに直結するのは額面だけだ。

比較する際の鉄則

SES企業の還元率を比較するときは、必ず「額面給与のみ」で統一して比較する。 企業に確認すべき質問はこうだ。

「還元率の分子に含まれているものは何ですか?額面給与のみで計算すると何%になりますか?」

この質問に即答できる企業は、自社の数字を把握している。答えを濁す企業は、意図的に高い数字を見せている可能性がある。


手取りシミュレーション:同じ単価70万円で企業タイプ別に比較

ここまでの内容を、実際の手取りシミュレーションで統合する。同じ月額単価70万円の案件に参画した場合、企業タイプによって手取りがどれだけ変わるかを計算する。

前提条件

  • エンドクライアントが支払う月額:70万円
  • エンジニアの手取りは額面の約80%(社会保険料・税金控除後の概算)

シミュレーション結果

大手SES(還元率55%)中堅SES(還元率65%)高還元型SES(還元率75%)
商流2次請け(到達率88%)1次請け(到達率100%)1次請け(到達率100%)
SES企業の受取単価61.6万円70万円70万円
エンジニア額面33.9万円45.5万円52.5万円
手取り(概算)27.1万円36.4万円42.0万円
年収(手取りx12)325万円437万円504万円
年収差(大手比)--+112万円+179万円

出典:Heyday 2026Q1の案件データをもとにシミュレーション。手取りは概算値であり扶養・居住地域により変動

同じ70万円の案件で、手取りが月15万円、年収で179万円も変わる。 この差は「商流の深さ」と「マージン率」の両方が重なることで生まれる。大手SESの2次請けで還元率55%の場合と、高還元型SESの1次請けで75%の場合では、5年間で900万円近い差になる。

もうひとつのシミュレーション:エンド単価90万円の場合

上位のエンジニアが入る単価帯でも見てみよう。

大手SES(還元率55%・2次請け)中堅SES(還元率68%・1次請け)高還元型SES(還元率78%・1次請け)
SES企業の受取単価79.2万円90万円90万円
エンジニア額面43.6万円61.2万円70.2万円
手取り(概算)34.9万円49.0万円56.2万円
年収差(大手比)--+169万円+256万円

エンド単価が上がるほど、企業選択による差は拡大する。単価90万円帯では年間256万円の差が出る。


企業選びで確認すべき5つの質問

IT業界12年、SES事業を6年経営してきた立場から、エンジニアが企業選びの面談で必ず聞くべき質問を5つ示す。この5つの質問への回答を揃えれば、その企業の「実質的な手取り」を事前に概算できる。

質問1:「還元率は額面給与のみで計算して何%ですか?」

なぜ聞くのか: 前述の通り、社保込み・福利厚生込みで還元率を高く見せる企業が多い。額面ベースの数字を聞くことで、企業間を同じ基準で比較できる。

回答の見方:

  • 即答できる → 自社の数字を正確に把握している
  • 「確認します」「計算方法を変えて回答します」 → 意図的にパターンBやCで見せている可能性
  • 額面ベース65%以上なら業界平均以上、70%以上なら高還元と判断できる

質問2:「この案件は何次請けですか?」

なぜ聞くのか: 商流が1段深くなるごとに、手取りは年間約100万円前後減少する。還元率75%でも3次請けなら、還元率65%の1次請けより手取りが少なくなるケースがある。

回答の見方:

  • 即答できる → 商流を管理している企業
  • はぐらかす・「確認します」 → 商流が深い(3次以降)の可能性が高い
  • 1次請け(エンド直)案件の比率50%以上であれば商流管理に積極的

質問3:「待機期間中の給与保証はどうなっていますか?」

なぜ聞くのか: 次案件までの空白期間(待機期間)に給与が出るか否かは、年間の実質手取りに大きく影響する。待機2ヶ月で基本給の70%に減額される場合、年間手取りは月額x12より数十万円少なくなる。

回答の見方:

  • 待機期間中も基本給100%保証 → 安心して案件を選べる
  • 待機中は基本給の60〜80%に減額 → 年間手取りを減額ベースで試算すべき
  • 待機保証なし → 実質的にフリーランスと同じリスクを正社員に押し付けている

質問4:「案件の選択権はエンジニアにありますか?」

なぜ聞くのか: 「会社が決める」のか「エンジニアが希望を出して選べる」のかで、キャリアの方向性が大きく変わる。案件選択権がなければ、レガシーシステムの保守やテスト工程だけに配属され続けるリスクがある。

回答の見方:

  • 複数案件を提示して本人が選ぶ仕組みがある → キャリア自律を支援している
  • 「基本的に会社が決めます」 → エンジニアの成長より稼働率を優先している可能性

質問5:「契約単価はエンジニア本人に開示されますか?」

なぜ聞くのか: 契約単価が分からなければ、還元率の検証もできない。単価を隠す企業は、マージン率が高い(あるいは商流が深い)ことを知られたくない可能性がある。

回答の見方:

  • 稼働前に契約単価を100%開示 → 透明性が高い企業の証拠
  • 「それは企業機密なので…」 → 透明性に問題ありと判断してよい

Heydayでは5つすべてに即答できる。契約単価は稼働前に開示し、還元率は額面ベースで提示し、案件の商流も必ず伝える。「聞かれたら困る」ことがない状態を作ることが、透明性の基本だと考えている。


経営者として伝えたいこと

IT業界12年、SES事業を6期経営してきた立場から、エンジニアに率直に伝えたいことがある。

「高マージン=悪」ではない

マージン率が高い企業を一律に「悪い」と判断するのは正確ではない。大手SES企業のマージン率が35〜50%なのは、研修制度・福利厚生・待機保証・管理体制にコストがかかっているからだ。エンジニアの育成に年間数千万円を投資している企業もある。そのコストはマージンから賄われている。

問題なのは「高マージン」ではなく「不透明なマージン」だ。マージン率が30%でも40%でも、その内訳を説明でき、エンジニアが納得した上で選んでいるなら、それは健全な関係だ。

「不透明なマージン」は問題だ

エンジニアに契約単価を開示しない。商流を教えない。還元率の計算方法を曖昧にする。こうした不透明さがある企業は、マージンの「額」ではなく「隠す姿勢」に問題がある。

Heydayを創業したのは、この不透明性を解消したかったからだ。「ITをもっとフェアに」というミッションは、まず情報を対等にすることから始まる。エンジニアが自分の契約単価・商流・マージン率をすべて知っている状態を作ること。それが、フェアな関係の最低条件だと考えている。

なぜHeydayは単価を全開示するのか

「単価を見せたらエンジニアがもっと要求するのでは?」と同業者から聞かれることがある。答えはシンプルだ。情報を隠して得られる信頼より、開示して得られる信頼のほうが価値が高い。

実際、単価を開示することでエンジニアとの関係は良くなった。「この単価でこのマージン率なら納得できる」「もう少し高い単価の案件があれば挑戦したい」という建設的な会話が生まれるようになった。隠すことで生まれる猜疑心より、開示することで生まれる信頼のほうが、事業にとっても長期的にプラスだ。


向いている人(会社タイプ別)

大手SES会社が向いている人

  • 研修制度・資格取得支援を積極的に活用したい
  • 大企業の安定した雇用環境・福利厚生を重視する
  • キャリアアドバイスを定期的に受けたい
  • 経験が浅く、サポートが手厚い環境でスキルを積みたい

高還元型・小規模SES会社が向いている人

  • 手取りを最大化することを最優先にしたい
  • 自分で案件を評価・選択できる自信がある
  • 研修・サポートより還元率を優先したい
  • 透明性の高い会社でフェアな条件で働きたい

フリーランス(直請け)が向いている人

  • 経験5年以上で月単価75万円以上の案件に単独で入れる
  • 確定申告・社会保険管理を自分でできる
  • 待機リスクを管理できる預貯金・案件ネットワークがある
  • 最大限の単価を受け取りたい

それぞれが向いていない人

大手SES会社が向いていない人

  • 年収・手取りを最大化することを最優先にしている
  • マージン率の透明性にこだわる
  • 会社のルール・管理体制に縛られたくない

高還元型・小規模SES会社が向いていない人

  • 研修・教育投資を会社に期待している
  • 万全の福利厚生・育休制度を使う予定がある
  • 会社の知名度・ブランドを転職時の武器にしたい

まとめ

同じスキル・同じ案件でも、SES会社の選択によって月10〜15万円の差が生まれる。その主な要因は以下の3つだ。

  • マージン率の差:企業規模によって15〜50%の幅がある。大手(35〜50%)と高還元型(15〜27%)では還元率に20ポイント以上の差がつく
  • 商流の深さ:1次請けと4次請けではエンド単価の到達率が100%から71%に落ち、年収差は最大258万円に達する
  • 還元率の計算トリック:額面のみ65%の企業が社保込み74.7%、福利厚生込み76.1%と表示できる。比較は必ず額面ベースで統一する

同じ単価70万円の案件で企業タイプが変わると、年間の手取り差は179万円に達する。 5年間で900万円近い差だ。スキルアップと同等かそれ以上に、「どの企業で働くか」は手取りに影響する。

企業を選ぶ際は、この記事で示した5つの質問を面談で必ず投げかけてほしい。還元率の計算方法・商流の深さ・待機保証・案件選択権・単価開示の5つが揃えば、その企業の実質的な手取りを事前に概算できる。

いずれにしても、自分のスキルが市場でどう評価されるかを把握しておくことが、交渉の出発点になる。


Heydayでは契約単価・マージン・商流をすべて開示しています

「自分の単価が適正か分からない」「もっといい条件の案件があるのでは」という方のご相談を受け付けている。 Heydayでは稼働前に契約単価を本人に開示し、マージン構造についても質問があればすべて回答している。

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よくある質問

Q. マージン率を事前に開示してもらうことはできますか?

聞けば答えてくれるSES会社は存在します。「この案件の単価とマージン率を教えてください」と直接聞いてみてください。「それは開示できません」と言う会社は、透明性を重視していないと判断できます。開示できる会社のほうが、自分の条件を交渉しやすいです。

Q. 商流が深い案件を避ける方法はありますか?

SES会社に「1次請けの案件中心ですか?」と確認することが有効です。また、エンドユーザー企業から直接取引の案件比率が高いSES会社を選ぶこと、自分でリファラルや知人紹介で案件を持ち込めるSES会社(持ち込み案件を認める会社)を探すことも一つの手段です。

Q. 還元率が高い会社は研修・福利厚生が薄いのが心配です。

この懸念は正当です。一般的に「高還元か手厚いサポートか」はトレードオフの関係にあります。ただし、Heydayのような「高還元かつ透明性が高く、最低限の福利厚生は確保している」会社も増えています。完全なトレードオフではなく、優先順位の問題です。面談で具体的な研修内容・待機保証・有給日数を確認した上で判断することをすすめます。

Q. 還元率80%と70%では、実際に年収でどれくらい差が出ますか?

単価70万円の場合、還元率70%なら額面49万円(年収588万円)、80%なら額面56万円(年収672万円)です。差額は年間84万円。ただし「80%」が額面ベースか社保込みかで意味が変わります。社保込み80%なら額面ベースでは65〜68%程度になる可能性があるため、必ず計算方法を確認してください。

Q. 小規模SES会社のデメリットは何ですか?

主なデメリットは3点です。1点目は案件数が限られること。大手と比べてクライアント数が少なく、希望する技術スタックや業種の案件がないケースがあります。2点目は営業力の不安。営業担当が少ないため、案件が切れた際の次案件確保に時間がかかることがあります。3点目は会社の安定性。景気後退時に体力が持たないリスクは大手より高いです。


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実際にHeydayに移った人の声

この記事の内容を、実際に経験した人の話で確かめてほしい。

まとめ

SES企業の選択は、スキルアップと同等かそれ以上に手取りに影響する。マージン率・商流・還元率の計算方法を正しく理解し、数字で比較することが、年収120〜180万円の差を生む分岐点になる。

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この記事の著者

小川将司
小川将司

Heyday株式会社 代表取締役

IT業界12年・SES事業6年・200名以上の稼働データを持つ経営者が企業比較の数字を開示

Heyday株式会社 代表取締役。エンジニア・PM/PdMを経験後、SES事業を創業。複数クライアント現場でAI導入コンサルティングを担当。「ITをもっとフェアに」を掲げ、マージン構造の開示に取り組む。

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