働き方比較20

SES vs
自社開発 vs 受託

小川将司
小川将司代表取締役

IT業界12年・SES事業6年・300人以上のエンジニアのキャリアに関わってきた経営者

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この記事でわかること

  • 3つの働き方には構造上の違いがあり、SESは準委任でクライアント常駐・自社開発は自社サービス内製・受託は成果物責任の請負で性質が根本的に異なる
  • 年収レンジは経験年数で差が開き、シニアフェーズ(5〜10年)では自社開発メガベンチャーが800〜1,500万円でSES正社員500〜750万円を大きく上回る
  • SESは幅は作りやすいが案件次第でスキルの深さが出にくく、自社開発は特定ドメインが深まるが技術スタックが固定化されやすい
  • 安定性は『SES>受託>自社開発スタートアップ』という順になりやすく、自社開発=安定は大手/メガベンチャーに限った話
  • SESからの出口はフリーランス/自社開発転職/SES管理職経由独立/受託→上流特化の4パターンで、SESを『一生いる場所』でなく踏み台にする視点が必要

この記事の対象: エンジニアキャリアの初期〜中期で、SES/自社開発/受託のどれを選ぶか迷っている層

「SESに行くべきか、自社開発を目指すべきか、受託はどうなのか」——この問いは、エンジニアとして働き始めた人が必ず直面する分岐点だ。

私はSES事業を6年間経営しながら、300人以上のエンジニアのキャリアに関わってきた。 その中で気づいたのは、この問いに対して「どれが正解か」という答えを出そうとすること自体が間違いだということだ。

SES・自社開発・受託、それぞれに明確な強みと弱みがある。 問題なのは、その実態が正確に語られてこなかったことだ。 SESは「スキルが積めない」という批判があれば、自社開発は「ホワイトで楽」という過大評価がある。 受託は「ブラック」という固定観念も根強い。

この記事では、数字と私自身の経験をもとに3つの働き方を正直に比較する。 あなたが今どのフェーズにいて、何を優先するべきかの判断軸を提供することが目的だ。


3つの働き方の定義と構造

まず、混同されがちな3つの働き方の定義と、その構造上の違いを整理する。

SES(System Engineering Service)

SESは、エンジニアを「人月」単位でクライアント企業に提供するビジネスモデルだ。 エンジニアは自分の会社(SES企業)に雇用されたまま、クライアントの職場で働く。

構造の特徴

項目内容
雇用元SES企業
就業場所クライアント企業
指揮命令原則としてSES企業(準委任契約)
収入源SES企業がクライアントから月単価を受け取り、給与を支払う
マージン月単価の20〜40%がSES企業の取り分(業界平均30〜35%)

契約形態は「準委任契約(委任契約)」が原則だ。 指揮命令はSES企業から発せられるが、実態はクライアントの指示のもとで働くケースが多い。 この乖離が「偽装請負」の温床になりやすい点は、業界の課題として認識している。

自社開発

自社開発企業は、自社のサービスやプロダクトを内製で開発・運営する企業だ。 エンジニアは自分の会社の仕事を、自分の会社で行う。

構造の特徴

項目内容
雇用元サービス保有企業
就業場所原則として自社(リモート含む)
指揮命令自社の上長・PM
収入源自社サービスの売上
エンジニアの立ち位置コスト部門でなく収益部門

メガベンチャーから中小スタートアップまで幅広い。 「自社開発=ホワイト・高待遇」という印象があるが、スタートアップは資金繰り次第で不安定になるリスクも高い。

受託開発

受託開発企業は、クライアントから開発案件を一括で受注し、自社エンジニアが開発して納品する。 SIer(システムインテグレーター)や独立系の開発会社がこれにあたる。

構造の特徴

項目内容
雇用元受託開発会社
就業場所自社またはクライアント先
契約形態請負契約(成果物に責任)
収入源案件ごとの受注金額
リスク赤字受注・デスマーチの可能性

SESと異なるのは、「成果物に責任を持つ」点だ。 納品まで完了させる義務があるため、スケジュール管理や品質管理の文化が根付きやすい一方、デスマーチが発生しやすい構造でもある。


年収比較(経験別・スキル別)

3つの働き方の年収差は、経験年数とスキルによって大きく変わる。

経験1〜3年(ジュニアフェーズ)

働き方年収レンジ備考
SES(中小)300〜400万円月単価45〜55万円、マージン35%前後
SES(大手)350〜450万円社会保険・教育投資は充実
自社開発(スタートアップ)300〜450万円会社の規模に大きく依存
自社開発(メガベンチャー)400〜550万円入社難易度が高い
受託開発280〜380万円業務量は多い

ジュニアフェーズでは、自社開発のメガベンチャーが最も高水準だが、入社難易度も高い。 SESは採用ハードルが低い分、即戦力でなくても月単価をもらいながら経験を積める。

私のHeydayで採用したエンジニアのデータで見ると、経験1〜2年のエンジニアがSES案件に入った場合、月単価42〜52万円の範囲が中央値だ。 ここからマージンを引いた手取りベースの年収は320〜380万円になる。

経験3〜5年(ミドルフェーズ)

働き方年収レンジ備考
SES(中小)400〜550万円スキルセット次第で大きく変動
SES(大手)450〜600万円
自社開発(スタートアップ)450〜700万円ストックオプション含まず
自社開発(メガベンチャー)550〜800万円
受託開発380〜550万円リーダー経験があれば上振れ

ミドルフェーズから差が開き始める。 クラウドやAI活用のスキルがあるエンジニアは、SESでも月単価70万円以上の案件に入ることができ、年収550〜600万円に到達するケースがある。

経験5〜10年(シニアフェーズ)

働き方年収レンジ備考
SES(正社員)500〜750万円管理職・PMへの転換で上振れ
SES(フリーランス)600〜1,000万円以上月単価90〜130万円の案件も存在
自社開発(スタートアップ)600〜1,200万円ストックオプション込みで大きく変動
自社開発(メガベンチャー)800〜1,500万円以上
受託開発500〜700万円マネージャー職で上振れ

シニアフェーズになると、SES正社員のままでは年収の天井が低くなる傾向がある。 この段階でフリーランスへの転向や、自社開発企業への転職を検討するエンジニアが増えるのは合理的な判断だ。

受託開発エンジニアの年収を決める3つの要因

受託開発の年収は、SESと異なり「案件単価×還元率」という構造ではなく、会社の給与テーブルと職位で決まる。具体的には以下の3要因が大きい。

1. 会社の規模とSIer階層

会社タイプ年収レンジ(経験5〜8年)特徴
大手SIer(NTTデータ・富士通等)600〜900万円昇格が年収に直結。ただし昇格は遅い
中堅SIer(地方・準大手)450〜650万円残業前提のケースがある
独立系受託開発会社(小〜中規模)400〜600万円案件収益に連動しやすい
受託特化のフリーランス600〜900万円元受け直案件に入れれば上振れ大

2. 担当フェーズ(上流ほど高い)

受託開発では「何フェーズを担当できるか」が年収に直結する。要件定義・基本設計フェーズの経験がある30代エンジニアは、詳細設計・実装のみの同年代と比較して年収差が100〜200万円になることが多い。大手SIerでPL・PM相当職に就いた場合、800〜1,000万円超も現実的なレンジだ。

3. 案件の利益率(デスマーチリスク)

受託開発特有のリスクが「赤字受注によるデスマーチ」だ。案件の利益率が低い会社では、残業前提で年収が同じという構造になりやすい。時給換算すると、SES正社員より低くなるケースもある。残業代が別途支給される会社か、みなし残業の範囲が常識的か、を確認することが重要だ。

小川(Heyday代表)から: 受託開発の「年収700万」と聞いて魅力的に見えても、残業80時間のみなし残業込みだと実質的な時給はSES正社員より低くなることがある。年収の数字だけでなく、「年収÷実労働時間」で比較することを勧める。受託に転換を考えるなら、会社の利益率と平均残業時間を面接で確認してほしい。


スキルアップのしやすさ比較

年収と同じくらい重要なのが「スキルが積めるかどうか」だ。

SESのスキルアップ実態

SESは「スキルが積めない」と言われることが多いが、これは半分正しく半分間違いだ。

スキルが積みやすいケース

  • 大手SIerや事業会社の内製開発チームへの常駐
  • AWS/Azure/GCP などのインフラ構築案件
  • モダンな技術スタック(TypeScript、Go、K8s 等)を使う案件

スキルが積みにくいケース

  • 保守・運用メインの現場(コード変更がほぼない)
  • 古いレガシーシステム(COBOL、VB6 等)の維持
  • テスト要員・ドキュメント作業に固定される現場

SESの弱点は、スキルアップの機会が案件・現場によって大きく左右されることだ。 会社が案件選択の主導権を持っており、エンジニア自身が「どんな案件に入るか」をコントロールしにくい。

これはHeydayでも取り組んでいる課題で、エンジニアの希望とキャリアプランを考慮した案件マッチングを行っているが、業界全体の課題として認識している。

自社開発のスキルアップ実態

自社開発は、特定のサービスに深くコミットするため、特定ドメインの知識は非常に深くなる。

メリット

  • 自社サービスの成長に伴い、技術的な難題に継続的に直面できる
  • コードベースの歴史を理解しながら改善できる
  • ビジネス要件から実装まで一気通貫で経験できる

デメリット

  • 技術スタックが固定されやすく、特定言語・フレームワーク以外の経験が積みにくい
  • 会社の事業が停滞すると、技術的な挑戦も少なくなる
  • 「〇〇社のエンジニア」というブランドへの依存が生まれる

受託開発のスキルアップ実態

受託開発は、多様な案件に関わることで幅広い経験が積める一方、深さに欠けることもある。

メリット

  • 業界横断でさまざまなシステムの設計・開発経験を積める
  • 要件定義から納品まで一気通貫の経験を積める
  • プロジェクトマネジメントのスキルが身につきやすい

デメリット

  • デスマーチになると学習時間がゼロになる
  • 案件ごとに技術選定がバラバラで、深掘りが難しい
  • 「作って終わり」で運用・改善フェーズの経験が積みにくい


安定性とリスクの実態

「安定していること」と「リスクが低いこと」は、働き方選びの重要な軸だ。

SESの安定性

SESは3つの中で最も「就業の継続性」という意味での安定性が高い。 クライアントが1社なくなっても、次の案件に入れば収入は継続する。 大手SES企業であれば、育休・産休・有給取得率も整っているケースが多い。

一方で、「現場の人間関係・スキル・技術トレンド次第で将来の選択肢が狭まる」というキャリアリスクは高い。

自社開発の安定性

自社開発の安定性は、会社によって天と地ほどの差がある。

メガベンチャー・大手IT企業:安定性高い、給与水準も高い 中堅スタートアップ:事業の浮き沈みに直結。Series B以降であれば比較的安定 シードステージのスタートアップ:資金切れリスクが常に存在

「自社開発=安定」というイメージは誤りだ。 「どの規模・ステージの自社開発企業か」で安定性はまったく異なる。

受託開発の安定性

受託開発は案件の受注状況に収益が連動するため、景気変動の影響を受けやすい。

ただし、長期の保守案件を複数抱えている会社であれば、収益の安定性は比較的高い。 リスクが最も高いのは「新規案件の開拓に偏っている受託会社」だ。


向いている人のタイプ別ガイド

3つの働き方はどんな人に向いているか、私がキャリア相談で使っているフレームワークを共有する。

SESが向いている人

このフェーズ・状態の人

  • エンジニアとしてのキャリアをこれから始める(0〜2年目)
  • 特定の業種・技術領域を試したいが、転職はリスクが高い
  • 生活の安定を確保しながらスキルを積みたい
  • 複数の現場を経験して、自分に合う環境を探りたい

このスキルセットの人

  • まだ一つの専門分野に特化していない
  • コミュニケーション力が高く、現場適応力がある

向いていない人

  • 1つのサービスを深く育てたい
  • 技術選定や設計判断に深く関わりたい
  • 長期的に同じチームで働きたい

自社開発が向いている人

このフェーズ・状態の人

  • ある程度スキルが身につき、特定の技術を深掘りしたい(3年目以降)
  • 自分の書いたコードがユーザーに届く体験をしたい
  • ビジネス感覚と技術力を両立させたいエンジニア

このスキルセットの人

  • モダンなフレームワーク・クラウドの実務経験がある
  • プロダクト志向が強い
  • コードレビューや設計議論を楽しめる

向いていない人

  • 幅広い業種・業界の経験を積みたい
  • 短期間での収入最大化を優先したい

受託開発が向いている人

このフェーズ・状態の人

  • さまざまな業界・システムを経験して「幅」をつけたい
  • 上流工程(要件定義・基本設計)に早期から関わりたい
  • プロジェクトマネジメントのスキルを身につけたい

このスキルセットの人

  • ビジネス要件をシステムに落とし込む能力がある
  • ドキュメント作成・コミュニケーションが得意

向いていない人

  • 特定サービスを長期で育てたい
  • 残業をできる限り避けたい(デスマーチリスクあり)


キャリアパスの違い(SESからの出口)

SESを入口にするエンジニアは多いが、問題は「出口」の設計だ。 SESからどこへ行くか、キャリアパスのパターンを整理する。

パターン1:SES → フリーランス

最もポピュラーな出口。 経験5年以上で特定のスキル(クラウド、特定言語、上流工程)があれば、フリーランスとして月単価70〜100万円以上を狙える。

有利な条件

  • AWS/GCP の実務経験(SAP/Professional 資格があると月単価+10〜15万円)
  • PM経験、要件定義経験
  • 商流の浅いエージェントを選べるネットワーク

詳細は「SESからフリーランスへの転身ガイド」を参照してほしい。

パターン2:SES → 自社開発転職

スキルと実績を積んだ後、自社開発企業への転職を目指す。 経験3〜5年目のタイミングが最も転職市場での評価が高い。

成功率を高める条件

  • モダンな技術スタック(TypeScript、Go、Python など)の実務経験
  • GitHub でのアウトプット(OSSへの貢献、個人開発)
  • 技術ブログやLTでの発信

パターン3:SES → SES管理職 → 独立

SES企業の内部でキャリアアップし、営業・マネジメントのスキルを身につけてから独立するパターン。 SES企業を自分で立ち上げるケースもある。

私自身がこのパターンに近い。 SES業界での営業・マネジメント経験を積み、Heyday株式会社を設立した。 技術力だけでなく、ビジネスの構造を理解してから独立することで、会社経営の難易度が下がると感じている。

パターン4:SES → 受託 → 上流特化

SESで現場経験を積んだ後、受託開発会社に転職して上流工程を経験し、その後コンサルタントやITコンサル会社へというルートも存在する。

上流工程の経験は単価が高く評価される。 要件定義・基本設計の経験があるエンジニアは、同じ技術スタックでも月単価が10〜20万円高くなることがある。



まとめ:選択の判断軸

SES・自社開発・受託の比較を整理すると、以下のように総括できる。

観点SES自社開発受託
入社難易度低い中〜高い中程度
年収水準(初期)中程度高め(大手のみ)低め
年収の伸び(長期)頭打ちになりやすい高い(会社次第)中程度
スキルの幅案件次第会社のサービス依存幅広い
スキルの深さ浅くなりがち深くなりやすい案件次第
安定性高い会社次第中程度
キャリアの自由度出口設計が必要転職市場で評価高い上流経験が強み

どれが「正解」かは存在しない。 大切なのは、自分が今どのフェーズにあり、何を優先するかを明確にすることだ。

  • スキルの土台を作りたい初期フェーズ: SESで複数現場を経験する
  • 特定分野を深掘りしたいミドルフェーズ: 自社開発への転職を検討する
  • 上流工程・ビジネス視点を磨きたい: 受託または上流特化のSES案件を選ぶ
  • 収入最大化をしたいシニアフェーズ: フリーランスへの転向を検討する

SESを「一生いる場所」として選ぶ必要はない。 成長の道具として戦略的に使い、次のステップへの踏み台にする視点を持ってほしい。


Heydayでは契約単価・マージン・商流をすべて開示しています

「自分の単価が適正か分からない」「もっといい条件の案件があるのでは」という方のご相談を受け付けている。 Heydayでは稼働前に契約単価を本人に開示し、マージン構造についても質問があればすべて回答している。

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よくある質問

Q1. SESと派遣の違いは何ですか?

SES(準委任契約)と派遣(労働者派遣)は、法的な位置づけが異なります。 派遣は「労働者派遣法」に基づき、クライアントが直接指揮命令を行います。 SESは「指揮命令はSES企業から行う」という建前で、クライアントからの直接指示は法律上は違反(偽装請負)になります。 ただし実態はグレーなケースが多く、業界課題の一つとなっています。

Q2. 自社開発に転職するには何年のSES経験が必要ですか?

必須の年数はありませんが、実務3年以上のエンジニアが転職市場で最も評価されやすいです。 それ以下の場合も、モダンな技術スタックの経験、GitHubのポートフォリオ、個人開発の実績があれば可能性は十分あります。

Q3. 受託開発はなぜ年収が低くなりがちなのですか?

受託は「工数積み上げ型」の請負ビジネスのため、単価が上げにくい構造です。 また、赤字受注や工期延長による労働時間増加が利益を圧迫し、エンジニアへの還元率が低くなります。 ただし大手SIerの場合は待遇が良いケースも多く、一概には言えません。

Q4. SESから自社開発に転職した後、失敗するケースはありますか?

あります。主なパターンは「現場のリリーススピードに適応できない」「特定技術への深さが不足していて設計議論についていけない」「チームの文化(コードレビュー文化など)への適応に時間がかかる」などです。 事前にOSSへの貢献や個人開発で技術力を示しておくことが、ミスマッチを防ぐために有効です。

Q5. フリーランスはSES・自社開発・受託のどれと近いですか?

フリーランスは法的な契約形態であり、自社開発・受託・SESのいずれの現場にも入ることができます。 正社員SESと比較すると、同じSESの現場でも月単価が高い分、手取りも増えやすいです。 ただし社会保険・年金・待機リスクを自分で管理する必要があります。詳しくは「SES vs フリーランス比較」を参照してください。


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SES・自社開発・受託 よくある質問

Q. SESと自社開発、どちらが技術力は上がりやすいですか?

A. 一概には言えないが、自社開発の方が特定のサービスを深く育てる経験を積みやすい。SESは複数の現場を経験できる代わりに、一つの技術を長期間深掘りしにくい傾向がある。技術力を上げたいなら「何を深めたいか」を先に決めてから雇用形態を選ぶと良い。

Q. SESから自社開発への転職で年収は変わりますか?

A. スタートアップの場合は一時的にダウンするケースもあるが、クラウドや上流工程の経験を持つエンジニアが大手自社開発企業に転職する場合は年収が上がることが多い。転職後3〜5年の長期視点で比較することが重要だ。

Q. 受託開発は自社開発の足がかりになりますか?

A. 受託開発はさまざまな業種・規模のシステムを経験できるため、自社開発に転職する際のポートフォリオを作りやすい側面がある。特に「ゼロからリリースまで関わった経験」を持てる点は、SESのみの経験と差別化できる強みになる。

Q. SESは客先常駐が必須ですか?リモート案件はありますか?

A. 2026年現在、SES案件でもリモート・ハイブリッド形態が増えている。ただし客先常駐必須の案件も依然として多い。SES会社に相談する際は「フルリモートまたはハイブリッドの案件比率」を具体的に確認することを勧める。


実際にHeydayに移った人の声

この記事の内容を、実際に経験した人の話で確かめてほしい。

まとめ

SES・自社開発・受託のどれが『正解』かは存在せず、自分が今どのフェーズにあり何を優先するかで選ぶべきだ。SESを成長の道具として戦略的に使い、次のステップへの踏み台にする視点を持つことが重要になる。

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この記事の著者

小川将司
小川将司

Heyday株式会社 代表取締役

IT業界12年・SES事業6年・300人以上のエンジニアのキャリアに関わってきた経営者

Heyday株式会社 代表取締役。エンジニア・PM/PdMを経験後、SES事業を創業。複数クライアント現場でAI導入コンサルティングを担当。「ITをもっとフェアに」を掲げ、マージン構造の開示に取り組む。

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