SES企業選び21

SES企業の面談で
聞くべき15の質問

篠田営業担当

Heyday株式会社でSES営業・エンジニア面談同席・他社案件調整を担当する篠田

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この記事でわかること

  • 面談は企業がエンジニアを評価する場だけでなく、エンジニアが企業を評価する場でもあり、数字で確認することが重要になる
  • マージン・還元率カテゴリでは計算方法の定義(額面÷契約単価か社保込みか)まで確認し、単価開示の可否を聞く
  • 商流・案件カテゴリでは『エンド直/1次/2次/3次の直近12ヶ月実績%』を数字で聞き、曖昧な回答の企業は深い商流の可能性がある
  • 待機保証・安定性カテゴリでは『平均日数・最長日数・稼働率』をデータで聞き、案件選択を断れるか/断った際の評価影響まで確認する
  • 透明性カテゴリでは『内定前に雇用契約書・就業規則を確認できるか』『過去に入社者から不満が上がったか/どう対処したか』を確認し、課題を認められる企業かで社風を判断できる

この記事の対象: SES企業の面談に臨むエンジニアで、何を聞くべきか/企業の回答をどう判断するかの基準を持ちたい層

SES企業の面談で何も質問しないまま「なんとなく良さそう」で決めて、3ヶ月後に後悔する。 このパターンを私は何十回と見てきた。

私はHeyday株式会社でSES営業を担当している篠田だ。日常的にエンジニアとの面談に同席し、他社の営業担当との案件調整も行っている。Heydayでは300人以上のエンジニアのキャリアに関わってきたが、採用面談の場で、エンジニアがどれだけ損な情報状態に置かれているか、内側から見るとよくわかる。 採用担当者は何を「言わなくてよいか」を知っている。 エンジニアは何を「聞くべきか」を知らないことが多い。

この非対称性を埋めるのが本記事の目的だ。

面談で使える15の質問を、5つのカテゴリに分けて整理した。 各質問には「なぜこれを聞くのか」「どんな回答なら安心か」「何を言われたら警戒すべきか」を具体的に書いている。


この記事を読む前に:面談で質問する権利について

SES企業の面談は、企業があなたを評価する場だけではない。 あなたが企業を評価する場でもある。

にもかかわらず、多くのエンジニアが「質問すると印象が悪くなりそう」と遠慮する。 この感覚は完全に逆だ。

質問に誠実に答えられない企業は、入社後も情報開示に消極的な文化を持っている可能性が高い。 むしろ「真剣に考えているエンジニアは質問する」と評価できる企業の方が、長く働ける環境を持っている。

もうひとつ大切なことがある。 面談では「印象」よりも「数字」を確認することが重要だ。

「エンジニアファースト」「成長できる環境」「高還元」——これらはどの企業も使う。 差が出るのは、「具体的に何%か」「実績は何件か」「過去1年のデータは?」という問いへの答え方だ。


カテゴリ1:マージン・還元率(3問)

SES企業における最も重要な経済的条件がこのカテゴリだ。 マージン構造を理解せずに入社すると、自分の単価が何割手元に来ているかがわからないまま働くことになる。

質問1:「御社の還元率は何%ですか?計算方法も含めて教えてください」

この質問の意図

還元率の「定義」は企業によって異なる。 同じ「還元率75%」でも、「額面給与÷契約単価」で計算している企業と「額面給与÷(契約単価-社会保険企業負担)」で計算している企業では、エンジニアの手取りが10〜15%変わる。

「高還元です」という言葉は定義を確認しないと意味がない。

安心できる回答

「還元率は額面給与÷契約単価で計算しており、現在平均○○%です。計算式は入社前に書面でお渡しします」

参考までに、Heydayに面談で来たエンジニアがこの質問をしたとき、私たちは還元率の計算式と実績値をその場で提示している。「聞かれたから答える」のではなく「聞かれる前に出す」のがHeydayのスタンスだ。

警戒すべき回答

  • 「業界トップクラスの高還元です」(数字がない)
  • 「エンジニアによって異なるので一概には…」(定義を曖昧にしている)
  • 「正確な数字はちょっと…」(開示する気がない)

質問2:「単価が上がった場合、給与への反映はどのような仕組みで行われますか?実績はありますか?」

この質問の意図

SES契約では、案件更新のたびに単価交渉が発生する。 しかし単価が上がってもエンジニアの給与に反映されない企業は実際に多い。

「仕組みがある」と「過去に実績がある」は別物だ。 制度があっても機能していない企業は多い。

安心できる回答

「案件単価が改定された場合、翌月または翌四半期の給与に反映しています。昨年は○名に対して平均月○万円の給与改定を行いました」

警戒すべき回答

  • 「社内評価に基づいて判断します」(単価連動の仕組みがない)
  • 「年1回の昇給機会があります」(単価改定と昇給が連動していない)
  • 「それはケースバイケースで…」(実績データがない)

質問3:「稼働開始前に、自分の契約単価をいつでも確認できますか?」

この質問の意図

自分の単価を知らなければ、還元率の計算もできない。 単価を開示しない企業は、エンジニアに「知らせない」ことでマージン水準を不透明に保っている。

Heydayでは稼働前に必ず契約単価を本人に開示している。 これは業界の中では珍しいことであり、開示しない企業の方が多いのが現実だ。

営業担当として他社と案件調整をする場面がある。そのやりとりの中で、「うちは単価を開示していない」と当然のように言う会社は少なくない。理由は「開示するとエンジニアが転職活動を始めやすくなる」という本音だ。それは企業の論理であって、エンジニアの利益を守るものではない。単価を聞いて答えを濁す会社は、この質問を警戒しているということだ。

安心できる回答

「稼働前に契約金額をお伝えしており、確認したい場合は担当者にいつでも聞けます」

Heydayでは稼働前に必ず契約単価を本人に開示している。これを面談で説明すると「え、普通は教えてもらえないんですか?」と驚かれることが多い。それくらい、単価非開示がSES業界の「普通」になってしまっている。

警戒すべき回答

  • 「それは会社の契約情報のためお伝えが難しく…」
  • 「担当者に聞けば教えてもらえると思いますが」(確約しない)
  • 「聞いてくる方は少ないですね」(開示しない文化)

カテゴリ2:商流・案件の深さ(3問)

SES業界には「多重下請け構造」という特徴がある。 エンドクライアント→元請けSIer→1次請けSES→2次請けSES→あなた、という流れの中で、各層がマージンを取る。

同じスキル・同じ稼働時間でも、何次請けかによって年収が100万円以上変わることがある。

質問4:「担当してもらう案件は、何次請けが多いですか?直近の実績を教えてください」

この質問の意図

「エンド直または1次請け中心です」と言う企業は多いが、その根拠となるデータを持っているかを確認する。 主観的な言葉と実際の商流データは、一致しないことが多い。

安心できる回答

「直近12ヶ月の実績では、エンド直が○%、1次請けが○%、2次請け以下が○%です」

警戒すべき回答

  • 「基本的にエンドに近いです」(根拠なし)
  • 「案件によって様々ですので…」(開示する気がない)
  • 「商流の詳細は開示が難しいです」(隠している可能性)

質問5:「案件のクライアント企業名は、稼働前に教えてもらえますか?」

この質問の意図

クライアント名を事前に教えてもらえないと、自分がどんな環境・業種で働くかが判断できない。 「守秘義務があるから」という理由で一切開示しない企業は、エンジニアの情報収集を意図的に制限している可能性がある。

安心できる回答

「内定前後にはクライアント名をお伝えします。守秘義務がある案件は一部ありますが、その場合も業種・規模・技術スタック・チーム構成などの情報は開示します」

警戒すべき回答

  • 「守秘義務のため一切お伝えできません」
  • 「入社後にご案内します」
  • 「聞かれる方はほとんどいないですよ」

質問6:「3次請け以下の案件に配置される可能性はありますか?その場合の単価水準は?」

この質問の意図

「可能性はゼロですか?」と聞くことで、正直に答えてもらいやすくなる。 また、万が一深い商流の案件になった場合に単価の下限がどこかを確認する。

安心できる回答

「可能性はゼロではありません。ただし3次請け以下は全体の○%以下に抑えており、その場合もエンジニアへの単価は最低○万円を確保しています」

警戒すべき回答

  • 「そういった案件はありません」(断言しすぎる)
  • 「適切な単価水準を保っています」(基準が不明)

商流の深さがなぜ問題になるのか、具体的なリスクと面談時の確認方法はSES多重派遣の見分け方で詳しく解説している。


あなたの市場単価を診断する →

カテゴリ3:待機期間・安定性(3問)

SES契約の性質上、案件終了から次の案件開始までの「アベイラブル期間(待機期間)」が生じることがある。契約更新を断って案件を変えること自体は法的に問題ないが、正しい断り方と注意点を知っておくと安心だ。 この期間の扱いは、企業がエンジニアをどう見ているかを最も率直に示す指標だ。

質問7:「案件と案件の間の待機期間中、給与はどうなりますか?」

この質問の意図

「基本給のみ」「研修扱いで給与変更あり」「状況によって相談」という答えは、実質的に収入減になる可能性を示している。 待機中も通常給与が保障されるか否かは、長期雇用の安定性に直結する。

安心できる回答

「待機中も通常給与の100%を保証します。過去1年の平均待機期間は○日で、最長でも○日以内に次の案件が決まっています」

警戒すべき回答

  • 「基本給のみの支払いになります」
  • 「研修扱いになりますので、給与が変動することがあります」
  • 「長期になる場合は相談になります」

質問8:「待機期間の平均日数と最長日数を、直近のデータで教えてもらえますか?」

この質問の意図

「すぐに案件が決まります」という言葉は根拠なく言える。 データを持っていて、それを開示できる企業は、実際に管理ができている企業だ。

安心できる回答

「昨年のデータでは平均○日、最長でも○日でした。稼働率は現在○%で推移しています」

警戒すべき回答

  • 「基本的にはすぐ決まります」(データがない)
  • 「待機期間はほぼないと思います」(根拠なし)
  • 「数字は今手元にありませんが…」(管理できていない)

質問9:「希望に合わない案件を提案された場合、断ることはできますか?断った場合どうなりますか?」

この質問の意図

案件の選択権があるかどうかは、エンジニアのキャリアコントロールに直結する。 「相談して決めます」という言葉の裏に「実際には断れない」という実態がある企業は多い。

断った場合のペナルティ(社内評価への影響・給与への影響)の有無が重要だ。

安心できる回答

「希望と合わない案件は断っていただけます。ただし選択できる案件数は弊社の保有状況に依存するため、事前にご確認いただくことを勧めています。断ったことで評価への影響はありません」

警戒すべき回答

  • 「基本的には提案した案件を担当していただきます」
  • 「何度も断ると社内評価に影響します」
  • 「まずはやってみることをお勧めします」

カテゴリ4:キャリアサポート・スキルアップ(3問)

客先常駐のSESエンジニアは、所属会社との接点が薄くなりやすい。 キャリアを「自分で考える」「会社が一緒に考えてくれる」のどちらかによって、3〜5年後の市場価値が大きく変わる。

質問10:「入社後のキャリア面談はどのくらいの頻度で行われますか?何を議題にしていますか?」

この質問の意図

「何かあれば連絡してください」という企業は、エンジニアからのアクションを待つだけで、能動的にキャリアを支援しない。 頻度・議題・記録方法まで具体的に答えられる企業は、仕組みとして動かしている証拠だ。

安心できる回答

「担当営業との月1回の定期連絡に加え、キャリア担当との四半期面談があります。次の案件希望・スキルの棚卸し・中長期のキャリア方向性の3つを議題にしています」

警戒すべき回答

  • 「何かあればいつでも相談してください」
  • 「年1回の評価面談があります」
  • 「担当が随時対応します」(仕組みではなく個人頼み)

質問11:「スキルアップ支援・資格取得補助はありますか?過去1年の実績はどのくらいですか?」

この質問の意図

制度があるかどうかより、実際に使われているかどうかが重要だ。 「制度はあります」と答える企業でも、実際に使った人数が1桁以下であれば、機能していない制度といえる。

安心できる回答

「昨年は○名が資格取得補助を利用し、うち○名がAWS認定資格・○名が応用情報技術者試験を取得しています。技術書購入費用も月○円まで実費補助しています」

警戒すべき回答

  • 「制度はありますが、業務優先になることも多く…」
  • 「申請が通れば補助します」(通る基準が不明)
  • 「詳細は入社後にご確認ください」

質問12:「稼働中のエンジニアの方と、入社前に話せる機会を設けてもらえますか?」

この質問の意図

自社のエンジニアとの対話を積極的に設定できる企業は、エンジニアが語れる状態にあるという自信を持っている。 「調整が難しい」という答えは、エンジニアが話したくなるような環境ではない可能性を示唆する。

安心できる回答

「カジュアル面談として設定できます。事前に質問リストを共有してもらえれば、近い経験のエンジニアをアサインします」

警戒すべき回答

  • 「日程調整が難しいです」
  • 「個人情報の関係で…」
  • 「採用担当が全てご案内します」

カテゴリ5:透明性・会社の姿勢(3問)

マージン・商流・待機保証のすべてに通底するのが「この企業はエンジニアに情報を開示する文化があるか」という問いだ。 最後の3問で、その姿勢を確認する。

質問13:「内定前または稼働前に、雇用契約書と就業規則を確認できますか?」

この質問の意図

就業規則の閲覧は労働基準法第106条により、従業員からの請求を断ることができない。 内定前に確認させてもらえるか否かは、企業の透明性文化を測るリトマス試験紙だ。 就業規則を見れば、待機中の給与・残業規定・副業可否・案件選択に関するルールが全部わかる。

安心できる回答

「内定後に雇用契約書と就業規則の閲覧が可能です。ご希望があれば面談段階でも就業規則の要点をご説明します」

警戒すべき回答

  • 「入社後にお渡しします」
  • 「会社の情報のため入社後に」
  • 「そういった確認を求められる方はあまり…」

質問14:「御社がエンジニアに長く働いてもらえている理由は何だと思いますか?定着率のデータはありますか?」

この質問の意図

「給与が高い」「案件が多い」という答えは誰でも言える。 「平均在籍年数○年」「紹介入社比率○%」という具体的な数字で答えられる企業は、実際に長く選ばれている。

安心できる回答

「透明性が評価されていると思っています。紹介入社が全体の○%を占めており、稼働中のエンジニアの平均在籍年数は○年です」

警戒すべき回答

  • 「案件の幅が広いからだと思います」(数字なし)
  • 「雰囲気が良いと言ってもらっています」(根拠なし)
  • 「定着率のデータは特に…」

質問15:「過去に入社したエンジニアから、不満の声が上がったことはありますか?どう対処しましたか?」

この質問の意図

完璧な企業は存在しない。 問題が起きたことを認め、それにどう向き合ったかを語れる企業は誠実だ。 「問題はありません」「そういったことはありません」と即答する企業は、課題を認識していないか、認識していても開示しないかのどちらかだ。

安心できる回答

「以前、案件のミスマッチが続いた時期がありました。入社前のヒアリングが不十分だったことが原因で、現在は希望条件を5項目でチェックするシートを使うようにしました。それ以降、同様の声は減っています」

警戒すべき回答

  • 「特に問題は起きていません」(課題を認めない)
  • 「エンジニアからは好評です」(問いに答えていない)
  • 「そういったことはないと思います」(認識していない)

面談準備の第一歩は、自分の市場単価を知ること

15の質問を最大限に活用するには、「自分のスキルが市場でいくらの単価をつけるか」を事前に把握しておくことが重要だ。還元率を聞いても、自分の適正単価を知らなければ判断のしようがない。

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15問を面談に組み込む流れ

15問を全部一度に質問すると尋問になる。 現実的な組み込み方を整理する。

面談前(準備フェーズ)

  • OpenWork・転職会議でクチコミを確認
  • 企業HPで還元率・単価開示の方針を確認
  • 確認できなかった情報をリストアップして持参

面談中(序盤)

  • 質問14(エンジニアが長く働く理由)でまず企業の自己認識を聞く
  • 相手が自発的に開示する情報量を観察する

面談中(中盤)

  • 質問1〜3(マージン・還元率)
  • 質問4〜6(商流)
  • 質問7〜9(待機保証)

面談中(終盤)

  • 質問10〜11(キャリアサポート)
  • 質問15(過去の課題への向き合い方)

内定後

  • 質問13(雇用契約書・就業規則)
  • 質問12(稼働エンジニアとの対話)を必要に応じて

回答パターンで見えてくるサイン

即座に数字で答えられる企業

還元率・待機期間・稼働率を即答できる企業は、数字で管理できている証拠だ。 「少し確認します」と言って翌日に数字を送ってくる企業も誠実さのサインだ。

全部「はい」と即答する企業

すべての質問に対して「はい、問題ありません」と即座に答える企業はかえって注意が必要だ。 「はい」の後に「具体的には?」と聞いて、数字が出てこない場合は言質を取られたくないだけの可能性がある。

質問者を「難しい人」扱いする企業

「そんな細かいことを気にする方はあまり…」「他の候補者さんはそういった質問をされないですね」という反応が出た企業は、正当な情報収集を歓迎しない文化を持っている。 入社後もそうした文化が続く。

不都合な質問をはぐらかす企業

商流・マージン・待機保証の質問をはぐらかす企業は、その部分に開示できない実態がある可能性が高い。 「ケースバイケース」「担当によって変わります」という答えが重要な質問で続く場合は注意だ。


面談の前に、自分の市場単価を確認しておく

企業の還元率が「高いか低いか」を判断するには、まず自分のスキルが市場でいくらの単価をつけるかを知る必要がある。

自分の単価相場がわからないまま面談に臨むと、「還元率75%で月45万円」が良い条件なのかどうかすら判断できない。

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よくある質問(FAQ)

Q1. 全15問を面談で質問しても大丈夫ですか?

全部一度に聞く必要はない。優先度が高いのは「還元率の計算方法」「商流の深さ」「待機中の給与保証」「単価開示の可否」の4点だ。 残りは複数回の面談に分散させるか、内定後の書類確認フェーズで確認する。

Q2. 質問するとネガティブな印象を与えませんか?

正当な情報収集を嫌がる企業は、入社後も情報開示に消極的な文化を持っている可能性が高い。 真剣に考えているエンジニアの質問を評価できる企業の方が、長期的に良い関係を築きやすい。 質問を嫌がる反応そのものが、判断材料になる。

Q3. 面談での回答と実態が違うことはありますか?

ある。特に「待機保証」「案件選択の自由度」は、入社後の実態と面談時の説明が食い違うケースが報告されている。 これを防ぐ最も有効な方法は、約束された条件を雇用契約書・労働条件通知書に書面で残すことだ。 口頭の約束は法的拘束力が弱いため、重要な条件は書面化を必ず求めること。

Q4. 質問への答えが不満足だった場合はどうすればいいですか?

内定をもらった後でも辞退はできる。内定承諾前に「雇用契約書・就業規則・労働条件通知書を確認させてください」と伝えることは正当な権利だ。 これに応じない企業はリスクが高いと判断していい。

Q5. 還元率が高い企業と低い企業、どちらを選ぶべきですか?

還元率だけで判断するのは危険だ。 還元率80%でも単価が低ければ、還元率60%で単価が高い企業より手取りが少ない場合もある。 重要なのは「自分のスキルで市場はいくらの単価をつけるか」を知った上で、その単価に対して何%還元されるかを確認することだ。 自分の市場単価は診断ツールで確認できる。


Q. SES面談で単価(契約単価)を直接聞いてもいいですか?

A. 聞いても構わない。「稼働前に契約単価を開示してもらえますか?」と質問することは正当な権利だ。透明性の高い会社は明確に答えてくれる。「開示できない」という返答があれば、マージン率の高さや情報開示に消極的な文化の可能性を示すシグナルとして受け止めてほしい。

Q. 面談で待機期間の給与保証について確認するには、どう聞けばいいですか?

A. 「案件が見つからない待機期間中、給与は何%保証されますか?」と直接聞くのが最も確実だ。口頭での返答に加えて、雇用契約書や就業規則への記載があるかも確認することを勧める。「100%保証」と口頭で言いながら書面に記載のない会社は信頼性が低い。

Q. SES会社の面談で嘘をつかれないためにどうすればいいですか?

A. 数字で確認することが最も有効だ。「稼働率は何%ですか?」「待機期間の平均は何日ですか?」「直近1年の離職率は?」など、数字で答えられる質問に曖昧な回答をする会社は情報開示に問題があることが多い。また、重要な条件は口頭ではなく書面での確認を求めることが大切だ。

Q. 内定後に条件が変わることはありますか?

A. あり得る。特に口頭での約束のみの場合、入社後に「そんな話はしていない」と言われるトラブルが発生することがある。内定を受諾する前に、雇用契約書・労働条件通知書で条件を書面で確認し、面談時の説明と相違がないかを確かめることが重要だ。


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「この企業の回答をどう判断すればいいかわからない」「他社と比較したい」という相談を受け付けている。 Heydayでは契約単価の開示・商流の透明性・待機中の給与100%保証を実施している。

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まとめ

SES面談で正当な情報収集を嫌がる企業は、入社後も情報開示に消極的な文化を持っている可能性が高い。『真剣に考えているエンジニアは質問する』と評価できる企業の方が長く働ける環境を持っており、質問を嫌がる反応そのものが判断材料になる。

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この記事の著者

篠田

Heyday株式会社 営業担当

Heyday株式会社でSES営業・エンジニア面談同席・他社案件調整を担当する篠田

Heyday株式会社 営業担当。SES業界10年。案件マッチング・単価交渉・面談対策を専門とする。

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