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SES現場で残業を
断るための正しい方法

小川将司
小川将司代表取締役

IT業界12年・SES事業6年 / エンジニア・PM/PdM・マーケター・AI導入コンサル経験

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「今日だけお願いできる?」

この一言を断れないまま、気づいたら月30〜40時間の残業が常態化していた——SESエンジニアから受ける相談の中で、このパターンは本当に多い。

Heydayの代表・小川がはっきり言う。残業が常態化した現場では、エンジニアの離職率が上がり、アウトプットのクオリティも落ちる。Heydayでは「突発的残業はやむを得ないケースがある、しかし常態化した残業はNG」というスタンスを明確に持っている。なぜなら、常態化は本人のキャリアにも、案件のクオリティにも、どちらにも悪影響を与えるからだ。

ただ、「断っていい」と頭では分かっていても、「どう断るのか」「断ったら何か言われないか」という不安が壁になる。

この記事では、SESエンジニアが残業を断れる法的根拠から、シチュエーション別の具体的な断り文例、断った後の対処フローまで、順番に説明する。法律の専門書ではなく、「現場を知る会社があなたの味方として教える」スタンスで書いている。


SESエンジニアが残業を断れる理由(法的根拠から理解する)

「断っていいのか分からない」という感覚の根本には、「客先に言われたら断れない」という思い込みがある。この思い込みを解くために、まず契約の構造を理解しておきたい。

準委任契約の基本と「指揮命令権」の所在

SES(システムエンジニアリングサービス)の契約は、ほとんどの場合「準委任契約」として締結されている。民法656条が根拠になる条文だ。

準委任契約は「仕事の完成」ではなく「業務の遂行」に対して報酬が発生する契約形態で、成果物の納品ではなく、一定期間・一定条件で業務を行うことが対象になる。

重要なのは、指揮命令権の所在だ。

準委任契約において、エンジニアへの業務指示(指揮命令)は、雇用主であるHeydayが持つ。客先(クライアント企業)は、作業内容の大枠は示せるが、「いつ何をどのようにやれ」という細かい業務指示は本来できない。

これは法的な建前だけではなく、実務的にも重要だ。残業の指示も「業務指示」に含まれる。したがって、客先が「今日残業してほしい」と言うのは法的には「依頼」であり、「命令」ではない。

準委任契約の詳細な仕組みについては、SES法律・契約完全ガイドで体系的に解説しているのであわせて参照してほしい。

36協定は誰と誰が結ぶのか

労働基準法36条が定める時間外労働協定(いわゆる36協定)は、雇用主と労働者の間で締結するものだ。

SESエンジニアの場合、雇用主はHeydayなので、36協定はHeydayとエンジニアの間で結ばれる。客先は雇用主ではないため、36協定の当事者にはなれない。

これが何を意味するか。残業の法的上限(原則月45時間、年360時間)を管理する義務を負っているのはHeydayであり、客先ではない。残業をさせていいかどうかの判断も、最終的にはHeydayが行う。

逆に言えば、客先から「残業してほしい」と言われても、Heydayの確認なしに応じることは、労働時間管理の観点からも適切ではない。

客先からの残業指示は「依頼」であって「命令」ではない

ここまでの内容を整理すると、こういうことになる。

  • エンジニアの指揮命令権は Heyday(雇用主)にある
  • 時間外労働の管理義務もHeydayにある
  • 客先はエンジニアに業務の大枠は示せるが、「今日残業しろ」は法的には命令できない

客先からの残業依頼は、あくまで「依頼」だ。断ったとしても、法的には問題ない。

むしろ、「客先に言われたから確認なしに残業する」という行動の方が、指揮命令関係の混乱につながる。

客先が残業を「命令」できる状態 = 偽装請負リスク

もし、客先がエンジニアに対して直接・強制的に残業を命じており、それが常態化しているなら、その状態自体が「偽装請負」のリスクを孕んでいる。

厚生労働省昭和61年労働省告示第37号(労働者派遣事業と請負により行われる事業との区分に関する基準)では、偽装請負の判断基準として、「注文主(客先)が請負業者の労働者に対して直接指揮命令を行っているか」が重要な要素とされている。

客先がエンジニアに「残業命令」を出せる状態は、この基準に照らしたとき、偽装請負と判断されるリスクがある。偽装請負は客先・Heyday双方にとって法的なリスクだ。

エンジニア自身がこの構造を知っておくことで、「断っていい」という根拠が明確になる。


断っていいケース・受け入れてもいいケースの判断基準

法的根拠が分かったとして、では実際の現場でどう判断すればいいか。「断るべきケース」と「受け入れてもいいケース」を整理する。

断るべき4つのケース

1. 毎週・毎月のように残業依頼が続いている(常態化)

突発的な残業と常態化した残業は区別する必要がある。週1〜2回以上、あるいは月10時間を超えるペースで残業依頼が続いているなら、常態化と判断してよい。

2. 残業代の支払いが確認できていない

残業代の取り扱いは、Heydayとの雇用契約・精算幅の設定によって異なる。「なんとなく残業している」状態では、正しく支払われているか確認できない。確認なしに続けるべきではない。

3. 体調や私生活に影響が出ている

健康への影響は最優先の判断基準だ。睡眠が取れない、週末に疲労回復できないといった状態が続いているなら、断ることを検討すべき段階だ。

4. Heydayへの事前確認なしに残業を求められている

「今日から残業してほしい」という依頼がHeydayの担当に知らせず行われているなら、指揮命令の観点から問題がある。まずHeydayへ確認してから返答するのが正しい手順だ。

受け入れてもいいケース(突発対応・残業代確認済み・自発的選択)

断ることが「常に正義」かというと、そうではない。以下のケースは、受け入れることが合理的な判断になり得る。

突発的な障害対応や本番リリース時の対応

システム障害の対応や大事なリリース時の作業は、エンジニアとして責任感から自発的に残業を選ぶ場面だ。これは「命令された残業」ではなく「自発的な判断による残業」であり、性格が異なる。

ただし、この場合も後からHeydayへ報告して記録に残すことが重要だ。

Heydayに確認した上で残業代の支払いが明確なケース

精算幅を超えた残業の場合、客先から追加精算が発生し、Heydayからエンジニアへ残業代が支払われるケースがある。この処理が明確になっているなら、残業を受け入れる判断もできる。

自分のキャリアのために自発的に取り組む作業

技術的な興味から自発的に取り組む追加作業は、残業ではなく自己投資に近い。ただしこれも、客先から強制されている状態ではないことが前提だ。

「今日だけ」を何回断るべきか——常態化の見極め方

「今日だけ」という言葉が難しいのは、それが本当に一度きりなのか、常態化の入り口なのかが最初は分からない点だ。

目安として、「今日だけ」が月3回以上来ているなら、常態化している可能性が高い。また、最初の「今日だけ」に応じてから2〜3週間以内に2回目の依頼が来ているなら、同様だ。

このタイミングでHeydayの担当者に現状を共有することを強く勧める。「最近こういう傾向があります」という早い段階での報告が、問題が大きくなる前の対処につながる。


精算幅と残業の関係を理解する(SES特有の仕組み)

残業を断るかどうかの判断に、精算幅の仕組みを理解しておくことは重要だ。SES特有のコスト構造を知ることで、「断りやすい理由」が一つ増える。

精算幅とは何か(140〜180時間の意味)

SES契約では「精算幅」と呼ばれる稼働時間の範囲が設定されることが多い。一般的には「140〜180時間」「160〜200時間」といった形で契約書に記載されている。

この範囲内で稼働した場合、客先が支払う月額は固定になる。精算幅を下回ると客先からの支払いが減額され、精算幅を超えると客先が追加費用を支払う構造になっている。

稼働時間客先の支払いエンジニアへの影響
140h未満控除(精算幅下限を割ると減額)給与から控除される場合あり
140〜180h(精算幅内)固定追加費用なし
180h超追加精算客先にとってコスト増

※上記は一般的な例。実際の精算幅は契約書で確認すること。

精算幅超過の残業は客先もコスト増——断りやすい理由

精算幅を超えた残業は、客先にとっても追加コストが発生する。つまり、残業を断ることは「エンジニアが楽をしたがっている」ではなく、「契約の範囲外の業務を確認なしに行わない」という合理的な対応だ。

「確認させてください」という一言は、客先にとっても無用なコスト増加を防ぐ文脈で使える。「精算幅を超えると客先にも費用が発生するため、弊社に確認を取ります」という説明は、角が立たない断り方になる。

残業代はHeydayから出るのか確認する方法

残業代の支払いについては、Heydayとの雇用契約の内容によって異なる。確認すべき点は以下の通りだ。

  • 精算幅を超えた稼働時間に対して、追加分がエンジニアへ支払われる設計になっているか
  • 固定給制の場合、残業代は別途請求できる仕組みになっているか
  • 現在の稼働時間が精算幅の上限に近いか

不明な点があれば、担当者へ確認することを勧める。残業代の取り扱いを事前に明確にしておくことで、依頼を受けるかどうかの判断もしやすくなる。


【シチュエーション別】残業の断り方と具体的な文例集

法的根拠は分かった。では実際の現場でどう返すか。5つのシチュエーションごとに断り文例を用意した。

口頭で「今日残業お願いできる?」と言われたとき

口頭での依頼は、その場で即答を求められることが多い。大切なのは「断る」ではなく「確認する」という対応を取ることだ。

口頭での断り方(その場で返す)

「ありがとうございます。確認させてください。契約上、時間外業務は弊社への確認が必要なので、今日中に担当に連絡して、明日の朝にご回答してもよいですか?」

この返し方のポイントは3つある。断るとは言わず「確認が必要」という事実を伝えること。回答の期限を明示して相手に宙吊りにしないこと。そして、感謝の言葉を最初に入れて関係性を壊さないこと。

夜遅くに言われた場合は「今から弊社担当に連絡を入れておきます。明日の朝に改めてご連絡します」と伝えてその場を切り上げる。

メール・チャットで残業依頼が来たとき

Slack・メール・チャットでの依頼は記録が残るため、返答も記録に残る形で行う。

メール・チャット返信の文例

○○さん、承知しました。確認させてください。現在の契約では時間外作業については弊社の確認が必要です。今夜中に弊社担当者に確認の上、明日の朝までにご連絡いたします。

返信のポイントは「承知しました(内容は把握した)」と「弊社への確認が必要(即答できない理由)」を両方伝えることだ。「断ります」という文言を使わなくても、「確認が必要」という事実を伝えることで時間が稼げる。

この返信をした後、Heydayの担当へ「○○さんから残業依頼がありました。確認の上回答してよいですか?」と連絡する。

PMに「今日だけ」と言われたとき

プロジェクトマネージャーからの依頼は、チームの状況や緊急度の文脈があるため、より慎重な返し方が必要だ。

最初の「今日だけ」(1回目)への返し方

「○○さん、お声がけいただきありがとうございます。弊社への確認が必要なので、今日中に担当に連絡します。確認が取れ次第ご回答しますね」

「今日だけ」が2〜3回続いている(常態化しているとき)への返し方

「最近、週に1〜2回ほどお声がけいただいているのですが、契約の範囲について弊社担当と整理が必要になってきました。一度三者で状況を確認する機会を設けてもらえますか?」

2回目以降は「パターンが続いている」という事実を伝えて、三者での整理を求める方向に切り替えることが重要だ。この申し出自体は、問題を解決しようとする姿勢として客先にも受け取ってもらいやすい。

チームの空気で残業が当然になっているとき

「みんな残っているから自分も残る」という空気的な圧力は、直接的な依頼よりも断りにくい。しかし、これも対処できる。

雰囲気に流されないための一言

「正式に弊社に残業申請を出して動けるようにしてもいいですか?手続きが必要なので、今日は先に上がります」

このフレーズのポイントは「申請が必要な仕組みになっている」という事実を使って、自然に退席できることだ。「申し訳ないけど帰ります」より、「手続きが必要なので」の方が角が立たない。

帰宅後、Heydayへ「チーム全体として残業が常態化しているようです」と報告しておく。

断った後にHeydayへ報告する方法(テンプレ付き)

どのシチュエーションでも、断った後(または対応した後)にHeydayへ報告することが重要だ。報告は後の対処にも使える記録になる。

Heydayへの報告テンプレート

【残業依頼の報告】

日時:○月○日(曜日)○時頃
依頼者:○○さん(PM / チームリーダー / クライアント担当者)
依頼内容:今日の残業(〇時間程度)/「明日朝までに○○対応してほしい」など
対応:確認が必要とお伝えして翌朝回答することにした / 断った
確認事項:今回の対応で問題ないか確認したい / 今後の方針を相談したい

この形式で報告することで、担当者が状況を把握しやすくなり、必要に応じて客先との調整に動きやすくなる。「何となく報告する」より、構造的に伝えることで対応が早くなる。


残業を断ることへの不安を解消する

法的に断れると分かっていても、不安は残る。ここではよく聞かれる不安に、正直に答える。

断ったら契約が切られる?——現実的なリスクと対処法

ゼロリスクとは言えない。正直に伝える。

SES契約は一般的に3〜6ヶ月単位で更新されるため、理論上は「次の更新をしない」という決断を客先がすることは可能だ。

ただし現実的に、残業を一度断ったからといって即座に契約が切られるケースはほとんどない。客先にとってもエンジニアの入れ替えはコストと時間がかかる。問題になるのは、断り方が不誠実だった場合や、関係性が既に悪化していた場合だ。

誠実な断り方(「確認が必要なので確認します」という手順を踏む方法)を取れば、それ自体が契約打ち切りの理由になることはほぼない。

また、万が一契約が打ち切りになったとしても、Heydayには複数の案件があるため、次の案件を探す対応が可能だ。契約が続くかどうかへの不安が、残業を断れない主な理由になっているなら、担当者に「もし切られた場合はどうなりますか」と確認しておくことを勧める。

現場の雰囲気が悪くなった場合の対処法

断ったことで現場の空気が悪くなるケースはある。これも正直に言う。

特にチーム全体として残業文化がある場合、「自分だけ帰る」という行動がチームメンバーから見て「協調性がない」と受け取られることがある。

この場合の対処は、個人対個人で解決しようとせず、三者構造(Heyday・エンジニア・客先)を活用することだ。「弊社の担当者と一度状況を整理したい」という立場を明確にすることで、個人としての「断り」ではなく「契約上の確認事項」として扱える。

雰囲気が悪化したと感じた時点で、すぐにHeydayへ報告することが重要だ。放置すると現場での居づらさが増し、パフォーマンスにも影響する。

自社(Heyday)がバックアップできること・できないこと

正直に言っておく。

Heydayができること:

  • 客先への確認・交渉の代行
  • 残業の状況を記録し、トラブル時の証拠として使えるようにすること
  • 現場の状況が改善しない場合に案件変更の相談に乗ること
  • 法的なリスクについて一緒に考えること

Heydayができないこと:

  • 客先との関係悪化を100%防ぐこと
  • エンジニアが報告しなかった案件について後から対処すること
  • 「とにかく次の案件を確保したい」という観点から「残業を受けてほしい」と言うことがないわけではない(これは正直に認める)

特に最後の点は、「自社営業が受けてほしいと言う場合もある」という現実だ。Heydayは会社としてエンジニアの権利を守る方針を持っているが、営業担当が個々の案件継続を優先する文脈で「今回は受けてほしい」と言うケースが全くないとは言えない。

そういうときは、「残業の頻度と量を記録しておきたい」「一定期間後に改めて状況を確認してほしい」と担当者に伝えることを勧める。


それでも残業が続く場合の対処法

断っても改善しない、Heydayに報告しても変わらない——そういうケースのための対処法を整理する。

自社営業へのエスカレーション手順

最初の報告で状況が変わらない場合、エスカレーションが必要だ。

  1. 担当者への報告を記録として残す(Slackやメールで文字に残す)
  2. 「改善されなかった場合はどうなりますか」と担当者に明確に聞く
  3. 担当者の上長、または会社の相談窓口へ状況を共有する
  4. 客先との三者面談を正式に申し入れる

この手順の中で、記録が重要だ。「口頭で報告した」だけでは、後から「聞いていない」となるリスクがある。文字で残す癖をつけることを勧める。

労働基準監督署・総合労働相談コーナーの活用

自社を通じた解決が難しい場合、公的機関への相談が選択肢になる。

総合労働相談コーナー(各都道府県の労働局内)では、労働問題全般の相談が無料で受けられる。相談内容が外部に漏れることはなく、匿名でも対応可能だ。

労働基準監督署では、36協定の遵守状況や残業代の未払いについて申告することができる。申告が行われると、監督署が事業主へ調査に入る場合がある。

これらの機関を使うことは「大げさ」ではなく、法的に認められた権利の行使だ。自社内での解決が進まない場合には、外部への相談も選択肢として持っておいてほしい。

現場変更・案件変更を検討するタイミング

以下の条件が重なっているなら、現場変更・案件変更を真剣に検討するタイミングだと判断していい。

  • 残業の常態化がHeydayへの報告後も3ヶ月以上続いている
  • 体調や精神的な負荷が上限に来ている
  • 断ることで現場での関係が明らかに悪化し、業務遂行が難しくなっている
  • 残業代が正しく支払われていないことが確認された

残業が多いSESブラック案件の見分け方については、SESで残業が少ない案件の見分け方の記事で面談前の確認ポイントを詳しく解説しているので参照してほしい。

また、案件変更のタイミングや手順については、SES案件を断るには?断り方の手順・文例も合わせて読んでほしい。

現場変更は「逃げ」ではない。自分の働く環境を選ぶのはエンジニアの正当な権利だ。


Heydayが考える「残業なし」の案件設計

最後に、Heydayとして残業の問題にどう向き合っているかを説明する。

エンジニアが自信を持って断れる体制をHeydayが作る理由

Heydayがエンジニアの「断る権利」を明確にサポートしている理由は、事業的な視点からも理にかなっているからだ。

残業が常態化したエンジニアは、1年以内に案件から離脱するケースが多い。エンジニアが離脱すると、客先は新しいエンジニアを受け入れる手間とコストが発生し、Heydayも新しいマッチングが必要になる。誰にとっても非効率だ。

エンジニアが長く・安定して稼働し続けることが、エンジニア本人・客先・Heydayの三者にとって最善だ。そのためには、残業の常態化を防ぐことが前提になる。

「残業を断れる体制」は、エンジニアへの配慮というだけでなく、事業を健全に回すための仕組みとして設計している。

透明性の高い契約設計と残業に関するHeydayの方針

Heydayでは、エンジニアが案件に参画する際に以下の点を明示している。

入社時・案件参画時に説明する事項:

  • 指揮命令権はHeydayにあること(客先からの業務指示はHeydayを通じて行われることが原則)
  • 残業依頼があった場合はHeydayへ確認を取ることが手順であること
  • 精算幅の設定と残業代の取り扱い

現場報告義務: 残業依頼があった場合は報告する義務をエンジニアに設けている。これは罰則のためではなく、状況を早期に把握してHeydayが動けるようにするためだ。

客先との直接交渉: 残業が常態化していると判断した場合、Heydayはエンジニア本人ではなく担当者が客先と直接交渉する。エンジニアが個人で解決しようとしなくていい体制を目指している。

複数案件確保によるリスク軽減: 「この案件しかない」という状態は、エンジニアの交渉力を弱める。Heydayでは複数の案件ストックを持つことで、「万が一この案件が終わっても次がある」という状態を維持することを運営方針としている。

残業に不安があるなら、まず状況を整理してほしい。診断ツールでスキルや市場価値を確認してから案件を比較するという方法も、現場変更の判断を具体的に進める一つの手段になる。

状況を話したい場合は、相談フォームからまず状況を聞かせてもらえると、担当者が具体的なアドバイスをできる。

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この記事の著者

小川将司
小川将司

Heyday株式会社 代表取締役

Heyday株式会社 代表取締役。エンジニア・PM/PdMを経験後、SES事業を創業。複数クライアント現場でAI導入コンサルティングを担当。「ITをもっとフェアに」を掲げ、マージン構造の開示に取り組む。

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